スポーツって

習い事としてのスポーツ

スポーツって好きですか。見るのが好き。やるのが好き。昔やってた。全く興味がない。もちろん人それぞれでしょう。

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昔から、子供に何か運動をと考える親は多いです。実際今でも、習い事の上位に顔を出します。それではなぜそこまで人気があるのでしょうか? 1 体を丈夫に 2 体を動かす楽しさ 3 勝利などへの達成感 4 協調性 5 礼儀や先輩後輩 6 根性  等があがります。

1 子供が小さい時は、例えばスイミングですと心肺機能がアップしますし、持久力が伸びますよね。実際、体が丈夫になったという話はよく耳にします。

2 どうしても家でゲームやアニメになりがちなので、運動して、体を動かして、いい汗をかく、ということをさせたい親は多いでしょう。

3 練習をすれば上手くなり 試合にも出られるようになり 勝つことも覚えていく。理想的な流れが子供の中に作り上げられていきます。

4 個人競技でも、周りの仲間と切磋琢磨して練習していきます。ましてや、団体競技であれば自分だけというわけには行きません。仲間と協力して力を合わせないと、前には進めないので自然と学べます。

5 今は流行らないのかもしれませんが、私にとってスポーツをやってて、大人になった時一番役に立ったと思っているのが、上下関係と礼儀を鍛えられたことでした。社会人として最初に学ぶべきことをもう会得済みでした。近頃は、敬語なんてどうのこうの、という言葉も聞きますが、それはあくまでも狭い集団内であったり、関係性が出来上がってる場合に限られていると思います。それなのに勘違いしてる人たちは、どこでもそれが通用すると思っているだけですよね。

6 やはり仲間とともに、頑張った時、苦しかった時、嬉しかった時、を経験していると、あれ以上しんどいことはないとか、あの嬉しさをもう1回味わいたいとか考えます。

スポーツができれば勉強もできる

例えばサッカーを習ってるとしましょう。サッカーって、フィールドに味方が10人相手が10人。パスをするかドリブルをするか今の点差とか試合時間とか、いろんなことを考えてプレイしているはずです。つまり頭の中使いまくりですよね。しかも、一瞬で判断して次の行動に移らなければ、また場面が変わってしまう。それをプレイ中ずっとやっています。そしてイメージ通りのプレーをするために練習をする。

これってまさに勉強と同じじゃありませんか。問題に対してあれこれ考えて、答えを出していく。同じような問題が、次にできるようになるために練習問題をやる。スポーツをやってる子で、勉強ができない子はいないとまで言い切りたいです。

スポーツの方がよっぽど難しいことを、短時間で行っているのです。ただその違いであったり、転換の仕方がわかっていないだけなのです。

もう1つ大事なのが集中力が鍛えられているということです。例えば武道とかですと、ここぞという時の集中力には目を見張るものがあります。一瞬で勝負が決まるジャンルでは、ここが強いです。あとはダンスをやってる子の覚える力であったり、陸上をやってるこの耐久力であったり。どれも全て勉強で必要なものばかりです。

これを子供に理解させてやってほしいです。みんな気づいてないだけなのです。本当はいつも勉強の練習をしているみたいなものなのだということを。このことを、教えてあげて、自信をつけていく子を、今までに何人も見てきました。

コミュ力

昨今問題になっているものに、コミュニケーションが取れないということがあります。これに対してもスポーツはうってつけです。。味方と意思が通じていなければ話になりません。そこにはまず会話があるでしょうし、上達するとアイコンタクトみたいな高等テクニック、つまり目を見ただけで考えてることがわかる、みたいな領域まで達することができます。

さらに相手がどう攻めてくるかとか、どう動くかを予想するなんて、相手の思ってることを考えるということ行為ですよね。周りの人間に自分の考えを伝え、周りの人間が何を考えているかを理解し、どういう風に行動すればいいかを思考していく。これが、コミュ力というものではないでしょうか。

このように今あげただけでも、いいところがいっぱいあると思います。もちろんある程度続けることが前提になるかもしれません。しかしその価値はあると思います。

まずは楽しんでください。楽しくないと何でも続きませんし。とにかく最初は楽しくできるようにしてあげていただきたいです。

私が青春時代を過ごした昭和と、令和の今の時代を一緒に考えようなんて、無理があるとは思います。しかし根本的なことは、そんなに変わらないのではないでしょうか。

同じ釜の飯を食う

同じ釜の飯を食うという言葉があります。一緒に苦楽を共にすると深い絆が生まれるという意味です。

経験がある方も多いと思いますが、今も残る思い出は、かけがえのない友達や、仲間ができたことと、二度とできないような体験ができたことではないでしょうか。あの若かった頃、あの時だからこそできたことが、必ずあったはずです。それを子供にも味わえたいという人もいるでしょう。もちろん子供に合う合わないと、好き嫌いもあるから、うまくいくとは限りませんが、今の時代だからと言って全てダメではないと思います。

私は昔からやるのも見るのも大好きでした。今でもジムへ行き、休みの日は外を歩いて体を動かしています。テレビで見て年甲斐もなく大声で応援したりします。何で水知らずの、しかもやったことのないスポーツでも、あんなに熱くなってしまうのでしょうか。それはどんなスポーツも、みんな頑張ってるからでしょうね。頑張ってる人は応援したくなります。

オリンピックやワールドカップという大きな大会ですと、国民の大勢の方が応援し、大声援を送り、喜び、悲しみ、時には涙するまで感動します。それは頑張っている人たちへの最大のエールだと思います。今の子供たちにもその一旦を担う人が出てくるでしょう。そこまで行かなくてもスポーツをやることによって得られるものは想像以上にすごいんですよ。

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ぷろふぃーる 
 個人塾をやり始めてもう十数年。自らの子育ての経験と、毎日の塾での子供たちや親御さんとのやり取りの中で、考えていることや感じていることを綴っています。あくまで個人の意見ではあります。しかし、頑張っておられるお父さんやお母さんに少しでもお役に立てればと思っております。

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