親への絶対的信頼感って

信頼を得る

親への絶対的信頼感って、どうやったら得られると思いますか。

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子供は小さい頃、当然親のことを自覚もなしに、100%信頼というか頼っているでしょう。ただそれが成長するにつれて絶対ではなくなってきます。

大人の関係で考えていただきたいのですが、信頼関係があまりない人と一緒に仕事であり、活動するのって、なかなかうまくいかないですよね。逆に信頼できる人とやってると、物事もスムーズに回っていきます。

当然、子育てでも同じようなことが言えるんじゃないでしょうか。子供にとって親の存在や行動や言動のいろんなところに ? がつき出せば、信頼も徐々に失っていくのを、どれくらいの方が実感されているでしょうか

それでは、子供にとっての親への信頼感というのは、一体どこから来るのでしょうか? 「いざという時になったら、パパとママは私のことを絶対守ってくれる」 私はこれに尽きると考えています。

本当に助けて欲しい時助けてくれたり、理不尽なことをされた時本気になって立ち向かってくれたり、自分のことよりも私たちのことを最優先に考えてくれたり、そういうことの積み重ねが、信頼感を作っていくのではないでしょうか?

子供のうちに、この関係性が出来上がってしまえばもうしめたもんです。簡単には崩れませんよ。というか、親は子供に対するこの気持ちを、ずっと持ち続けなければいけません。それが、この信頼関係を長持ちさせる秘訣じゃないかな。

「パパの言う通りにしてたら大丈夫」 「ママの言うこと聞いとけば間違いない」 そう思ってくれるようになれば、子供が大きく道を外すことはなくなるでしょう。

何も、いつもこんなことを考えとかないといけないっていう話ではありません。いざという時、というか大事なことを決める時に、考え方の選択肢に上がってくれるだけでもこちらとしては満足です。

大きなメリット

この信頼関係は、親側だけではなく子供側にも、大きなメリットがあります。1つ目は何かを決断する時、思い切ってできるところです。たとえ何かに失敗しても、帰って来れる場所がある、とわかっていれば1歩目を踏み出す勇気が出やすくなるでしょう。これって結構でかいですよ。

子供が自分で決めて、何かチャレンジしようとした時、親としてはできるだけ応援してあげたいのですが、一番困るのが子供が迷って決めきれない時なんです。とりあえずやってきたら、やったらできるとか、色々行ってもうまくいかないです。 

「その時駄目だったらまたやり直せばいいじゃん」 「0にはなってもマイナスになるわけじゃないし」 「ママはまた次も応援してくれるだろうし」 って思ってくれるかどうかなんです。こうなれば色々な場面で、子供の人生の幅が広がっていくのは間違いないですよね。

もう1つの効果としては、一体感を生み出しやすいということでしょうか。一人ではなく、家族ワンチームでことに当たっていく、という感じにしてもらえるところです。相談できたり、一緒にやってあげたり、方法を導いてあげたり、経過を把握できていれば、うまくいかない時は諦めさせるアドバイスもできます。これも横についてずっととかではなく手を貸して欲しい時はいつでも手を貸すよみたいな位置関係を取って入れればいいですよね。

このように、親子にとっていいことずくめのはずなのに、絶対的信頼関係なんて言葉耳にしませんよね。それは作るのにハードルが高いのと、そこまで気にしていないということでしょうか。

気にしてないからと言って努力してないわけじゃないと思います自然にこういう関係性を作って自然に振る舞っているのでしょう。ある意味それは理想の形ですね。何も特別なこともせずにそうなれたら、最高です。

ハードルは、さすがにそんなに低いわけではありません。先ほども言ったように、幼少の頃は誰でも信頼はあったでしょうから。あとはいかにそれを崩さないかだけなのですが、実際は親が子供のことより自分のことを優先に考えてしまえばか(それが子供にバレてしまったら)そこで ? がつき始めます。それが何回も重なれば信頼を失っても仕方ないでしょう。

信頼という文字が入っているということは、失う時は一瞬でしょうから。そこから信頼を取り戻すのはなかなか大変な作業です。もしかしたら、取り戻すと考えるより新たに作っていくと考える方がいいかもしれませんね。ただそういう人って信頼を失っていることにすら気がついていないからタチ悪いですけどね。

先に書いてある通り、自分を犠牲にしてまでも子供のことを考えることができるかが、一つのラインだと思っています。

言うは易く行うは難し

言うはは易し行うは難し、という言葉があります。言葉にするのは優しいが実際行動にして示すのは難しいという意味ですね。

まさに当てはまりますね。みんな頭の中では、心の中では、そう思っているはずなんです。でも、いざとなったらすぐ行動せず、言い訳大会が、スタートするんですよね。

いやいや、子供のピンチなんだから親が手助けして何が悪いんですか。世間体がどうとか、相手が誰とか、今はとか、明日はとか、関係ないでしょ。

最後に

もちろんモンスターペアレントになれっていう話ではありません。子供の話の内容、相手の態度、言及、いろんな状況全て考えた上で、判断することは大切です。でもその言い訳の多くは、子供のことよりも、親の都合の方が大きい気がしてなりません。

親が本気でぶつからなければ子供の信頼なんて得られるわけないじゃないですか。

もう一度、子供が小さかった時の、親への絶対的信頼感を取り戻してみませんか?そして、お互いにとって WINWIN の関係を築いてはみませんか?

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ぷろふぃーる 
 個人塾をやり始めてもう十数年。自らの子育ての経験と、毎日の塾での子供たちや親御さんとのやり取りの中で、考えていることや感じていることを綴っています。あくまで個人の意見ではあります。しかし、頑張っておられるお父さんやお母さんに少しでもお役に立てればと思っております。

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