男の子って

男の子って、そもそもママにとってわからないもの、違う生き物、みたいな感じをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

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自分の女性らしい感覚、は共有できないと思っておいた方がいいでしょう。そもそも、男と女は根本的な作りや考え方が違う生き物なのですから、相容れなくて当たり前です。

そうは言ってもママにとって男の子は特別カワイイものですよね。理解したいけど理解できないから、余計にモヤモヤしてしまうのではないですか?ここでママにはよく分からない男の子特有の行動や、胸の内を解説していきましょう。

今、目の前を見て生きてるから好きなことしかやりません。でも飽きっぽいから長続きはしません。その代わりすぐ満足します。ママもほんの少しだけ付き合ってあげると、意外とすぐ納得してニコニコ笑顔で言う事を聞いてくれると思います。

特に小さい頃は、怖がりのくせに冒険とスリルが大好きです。高い所に上ってみたり、ギリギリの場所を歩いてみたり、 「やっちゃだめ」 っていう時に限ってやったりします。決してママを困らせたい訳ではありません。ワクワクとドキドキに勝てないだけなのです。

ママからしてみれば 「勘弁してよ」 という感じでしょうが、余程の事でなければ、放っておくのも大切な子育ての一つだからです。全て先回りして手を出していると、大事なことを学べなくなってしまいます。

まずは、興味を持つこと。「これしたら、どうなるんやろ」 の先に発見が隠れています。その先を見せてあげましょう。そして、危機管理能力です。人間、失敗から学ぶ事もたくさんあります。怪我をしたからこそ、 「次は気をつけよう」 と考えるのです。この二つは是非幼い頃に体験させておいた方がいいですよ。もちろん、無理はさせないでくださいね。

小学生になると、品がないのにも、ママには頭が痛いとこですよね。 「うんこ」 や 「おけつ」 下ネタで大騒ぎです。こればっかりは、注意しても収まらないでしょう。この時期は、澄ましている方がかっこ悪いと思っているのです。女性には理解しづらいでしょうが、男の子はそういう生き物なのです。

もう一つあるのが、汚くても気にしないところでしょう。泥の付いたズボンを平気ではいたり、くしゃくしゃのハンカチがポケットにはいってたり。 「汚れてても別にいいじゃん」 というのが本音です。ただ、ママは当然気になりますよね。でも身だしなみは、思春期になるまでは大目にみてあげましょう。

挨拶と礼儀は根気よく教えるしかありません。ただ、いつも周りの事を気にしているので、親のことはよく見ています。自分たちが見られていることは、いつも意識しておいた方がいいと思います。

ガミガミ叱るのはできればやめた方がいいですよ。なぜなら、ほとんど聞いていませんし、ちゃんと分かったようでも同じ事を繰り返すからです。 「厳しく短く後を引かず叱る」 を心がけてください。本気で怒りましょう。親の本気をしっかり見せておかないといつまで経っても伝わりません。ダラダラ叱るのではなく、一番言いたいことを一つだけ注意しましょう。あれもこれも言ったり、過去の話を蒸し返したり、他の事比べたりしては、子供も混乱して何の事で叱られているのか分からなくなってしまいます。

なにくそ根性を持った人間になって欲しいと思っています。親も一緒になって戦ってあげて下さい。そこからくる達成感が自信に変わっていくのだと思います。

優しい草食系男子が街中にはあふれていますが、私からすると鍛えられていない印象がします。実質的な社会性を身につける前に育ってしまったかのように思えます。怒られ慣れていないというか、打たれ弱いというか、、、

いいか悪いかは別として、社会やコミュニティや学校が、昔とは変わってしまいました。だから、これからはもっともっと家庭での育て方が大事になってくると思います。我が子の為に親がしてやれることはやってあげようではありませんか。

男の子はいつかは巣立ちます。それは仕方のない事ですし、もちろん妨害してもダメなことです。時が来れば自然とそうなっていくものではあるので、考えると寂しい気持ちで一杯になるかも知れません。だからこそ、今の子育てを目一杯楽しんでいこうではありませんか!

思うようにいかなかったり、腹立つ時もあったり、嬉しい事も悲しい事もたくさんあるでしょう。そんなことも全てひっくるめて、楽しみましょう、なのです。子育てがひと段落したら、ぜーんぶいい思い出になります。

ママにとって、いつまでもいつまでも、誰が何と言おうが、カワイイ息子であり続けます。格好いい大人に育てるために、時には厳しくすることも必要ですし、いずれ子供もそれを分かってくれる時がきます。自信を持って我が子に向き合い、楽しみながら子育てしていきましょう!

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ぷろふぃーる 
 個人塾をやり始めてもう十数年。自らの子育ての経験と、毎日の塾での子供たちや親御さんとのやり取りの中で、考えていることや感じていることを綴っています。あくまで個人の意見ではあります。しかし、頑張っておられるお父さんやお母さんに少しでもお役に立てればと思っております。

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