落とし穴
女の子って、ママからすると同姓なので理解できる部分も多いのでしょうが、分かるからこその落とし穴があったりもするのでしょうね。
「こうしなさい、ああしなさい」 「あれはダメ、これはダメ」 「あなたの為を思って言ってるのよ」 「ママは○○だったから、あなたもそうしなさい」 NGワードのオンパレードですが、それも、自分の経験に基づいての我が子の事を思えばこそ、出てくる言葉なのでしょう。
ただみんな共通してる願いは、 「一生飯が食っていける、かつ、いいパートナーを得られる女性になって欲しい」 ではないでしょうか。特に最近の考え方では昔と違って結婚が全てではなく、多種多様な生き方が選ばれています。女性も社会進出しやすい環境が整いつつあります。だからこそ、女の子にも 「個の力」 を求めるのでしょう。
そうだよね
それでは、女の子の特徴として主なものを見ていきましょう。
男の子と違って、ナンバーワンを目指すよりオンリーワンになりたい傾向にあります。なのでこちらもそのようにリードしてあげるのがいいでしょう。誰かと比べるのではなく、その子自身の成長を望むようにしていくとうまくいきます。
女の子は理屈では動きません。それよりも感情に寄り添ってあげる方が納得してこちらの言う事を聞いてくれるようになるんですよね。 「そうか、そんな風に思っていたんだね。分かったから思うようにやってごらん。ただ、ここの部分はこうした方が上手くいくかもね。応援してるよ!」 全てがこのスタイルで臨むのがベストです。
「カワイイ」 「えーー(驚き)」 「わかるぅ」 が、全てにおいて基準となります。それに共感してくれない人とは仲良くなれないと思っています。全部を 「ふーん」 で済ますのではなく、同調してあげることが仲良しの秘訣ですね。パパはそれがうまくできないから、ギクシャクしてしまいます。
いつでも、どんなことでも、ママがお手本と思っています。性格、言葉遣い、アイドルの好み、食べ物など、色々なところが似通ってきます。いい所だけでなく、自分ではあまり良く思っていない所も受け継いでいくのはママも頭の痛いところですよね。背伸びをしても長続きはしないですが、自分の背中をいつも見られているのは、意識しておいた方がいいでしょう。
そして、これこそパパではできないことなのですが、娘に自分の女としての人生を語れるのはママしかいないんです。自分が歩んできた道のりを教えてあげることが、教科書に載っていないリアルな体験談になること間違えなしです。脚色なしの本音を晒して伝えればいいと思います。それは、パパや息子は抜きで良くて、むしろ聞かせない方がいいでしょう。
そこには、 「秘密の共有」 という側面を持たせる意味合いもあるんです。例えば、ママの初恋の話などは、男性は意外と心穏やかには聞けないものですし、息子だと尚更だからです。 「これは、ママと私しか知らないんだ」 というのは女の子にとっては宝物みたいですよ。
小学校低学年ともなれば、おしゃれに気を使う子もでてくるでしょう。かわいいものにひかれたり、自分には似合う似合わないという気づきは、観察力、コミュニケーション能力を育てる格好の材料になります。年相応であれば、ドンドンやらせてみてはいかがでしょうか。
あるある
昔からのあるあるですが、専業主婦VS両立派のメリットデメリット論争は今でも根強いです。とりあえず中身はここで置いておきますが、どんな場合にしても一番大事なのは、愛情というのは 「量」 ではなく 「質」 が重要という事なのです。
「深い愛情」 とよく言いますが、誰しもが根本的に子供に対してお持ちだとは思います。しかし、その示し方というか、子供の捉え方、感じ方は残念ながらかなり差があると感じています。それが、 「質」 なのではないのでしょうか?
特に、男の子と女の子では同じ事でも捉え方が違うので気を付けなくてはならないでしょう。女の子はキチンと全部認めてあげるのが大事になってきます。肯定から入って共感し、意見はその後と心得ておいてください。
女の子は 「ママに愛されるている」 が自分の自信につながっていきます。ここがしっかりしてる子は、変に友達に流されず自分の考えや意見を持つようになれるので、強い子に育っていく子が多いように感じます。
最後に
他人と比較するのではなく、昨日の我が子と比較するようにしていきましょう。女の子は 「○○ちゃんに頑張って勝とう」 という気持ちになかなかなりません。ですから、そこをつついていくのではなく、 「昨日よりうまくなったね」 「えー、この前までできなかったのに、できる様になったんだ」 の方が、何倍も効果的です。
これは、先輩パパのお願いではあるのですが、パパの悪口を娘に言うのはやめてください。愚痴をこぼすのは他でやった方がいいと思いますよ。娘がパパの事を尊敬するようになれるかは、ママにかかっているといっても過言ではないと思います。パパを悪者にしても誰も得をしないことは、是非覚えておいた方がいいでしょう。
成長すればするほど、ママと娘は二人きりの時間を大切にしてくださいね。いくら友達が大事とはいっても、やっぱりママが一番の理解者であることには間違いありません。一緒にケンカして、泣いて、喜んで、楽しんでいって下さい。
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ぷろふぃーる 個人塾をやり始めてもう十数年。自らの子育ての経験と、毎日の塾での子供たちや親御さんとのやり取りの中で、考えていることや感じていることを綴っています。あくまで個人の意見ではあります。しかし、頑張っておられるお父さんやお母さんに少しでもお役に立てればと思っております。
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