無償の愛
子供への愛って。またたいそうなタイトルつけてって、思われる方も多いでしょう。実際私もそんな柄でも何でもありません。普段口に出して言ってきたわけでもありません。
しかしいつも奥さんと2人で語ってます。子供たちへの愛情は、絶対他の人には負けてないって。
そんなこと言ったら、多くの人からお叱りを受けるのも、もちろん分かっています。まあ別に競争ではないし順位をつけるものではないのでご勘弁ください。
子供への愛と言っても、子供の成長とともに形は変わっていきます。赤ちゃんの時に感じていることと、小学生の時、20歳の時では、当然思いの形は変わっていくでしょう。しかし、思いの強さはいつまでも変えてはいけません。
皆さんも思い出してみてください。我が子が生まれてきた時のことを。無条件で、生まれてきてくれてありがとう、じゃなかったですか。健康でさえいてくれれば、元気に育ってくれれば、って思っていたはずです。その時の思いは、誰もがそんなに違わないのではないでしょうか。
しかし、それがだんだんと変わっていくのが現状でもあります。あえて私から言わせてもらいます。本当に愛情を持って子供に接していますか?言葉と行動は伴っていますか?疑問に思うことが多々あるんですけどっていうことです。
例えば、何でもしつけって言っとけば、通るもんではありません。自分の感情だけで怒っているのもよく見かけます。言葉遣いがひどい時など耳を塞ぎたくなります。その他、ニュースになるようなことはもう論外です。
本当に愛情を持って接するということは、こんなことではないんじゃないでしょうか。子供のことを大事に考えてあげて、この子が置かれた立場で、今私にしてあげられることって何だろうと常に考え、そしてそれを行動に移す、そういうことではないでしょうか。
ここで間違えていけないのが、ただ単に甘やかしているだけではないということです。子供の言うこと、やりたいこと、欲しいもの、食べたいもの、全てを叶えてあげることではないということです。
親の甘茶が毒となる
親の甘茶が毒となる、という言葉があります。子供を甘やかすのは、その子のためにならない、という意味です。ちゃんと子供のためを思って、適度に厳しくすることが、育てる上で重要だということ。
実は甘やかす方が簡単なんですよね。だから、おじいちゃんおばちゃんは、甘いんです。でも実際育てるとなると、しつけも重要ですから甘やかすばかりではだめです。このバランスが思うようにいかないですよね。頭では分かっていても、なかなか、、、
愛情を勘違いしてはいけません。愛情を持って子供に接するということは、時には厳しさも大事ですし、衝突することも恐れてはだめです。正しく怒れるかも大事なところです。
表面上は自分が嫌われようが、最終的に子供ののためになればそれでよし、みたいな気持ちが、覚悟が必要なのではないでしょうか。
思われている、守られている
それでは子供は親の愛情をどのような時に感じるのでしょうか?
自分の言うことを聞いてくれた時、美味しいケーキをパパの分も分けてくれた時、行きたいところへ連れて行ってくれた時、欲しいものを買ってくれた時。子供が小さい頃は愛情というよりも、ただ嬉しいとかだけなのかもしれません。ただ成長するにつれて変わっていきます。
子供が嬉しかったことを、自分のように喜んでくれた時。いつもお弁当作ってくれてありがとう、と思った時。雨の日何も言わずに、車で駅まで送ってくれた時。言葉や物じゃないことも増えていくでしょう。
親が変わらず愛情を注ぎ続けていれば、必ず子供には伝わるはずです。ただ愛情の注ぎ方というか、やり方が、1人よがりになっていないかどうかは、常に確認しておかないと、無駄な努力になってしまうので気をつけましょう。
子供に 「いつも、パパとママに愛されてるなぁ、守られてるなぁ」 と、感じてもらいたいですよね。それを嫌がる親なんて、この世にいるんですかね。
そう簡単なことではないでしょうね。もし簡単なら、たぶんこの世の中もっと笑顔に満ち溢れているはずですもん。けれども、世の中のほとんど全ての親、子供に対してそう思っていると思います。ただその思いが、ちゃんと伝わってないだけなんです。
口だけではだめですよ。それでは伝わらないです。いくら言葉で説得しても、実感にはならないと思います。お金とか物でも、駄目でしょうね。やっぱりハートなんですよ。そして、それがにじみ出るほどの態度なり行動を示すことだと思います。
最後に
それでは、具体的にどうすればいいのでしょうか?結局の所、いつも一番に子供のことを考えてあげられるかどうかじゃないんでしょうか? 「この子が笑顔でいられるにはどうしたらいいんだろう?」 「将来の為に、今何がしてやれるだろう?」 「今の悩みや問題をどうしたら解決してやれるのか?」 そのことに対する今現在ベストの答えを探すことです。
その気持ちや、それに対する行動は、多くを語らなくても必ず子供に届きます。いや、届くはずです。届かないなら、まだ努力不足と思いましょう。そして、もっともっと想いが届くように行動しましょう。だって、それだけの価値がある事じゃあないですか。
本当の愛情を持って子育てしていきましょう!
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ぷろふぃーる 個人塾をやり始めてもう十数年。自らの子育ての経験と、毎日の塾での子供たちや親御さんとのやり取りの中で、考えていることや感じていることを綴っています。あくまで個人の意見ではあります。しかし、頑張っておられるお父さんやお母さんに少しでもお役に立てればと思っております。
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