時間に対する考え方
小さな子供でも、大人でも、おじいちゃんおばあちゃんでも、誰でも守ることができるのが時間ではないでしょうか?でも守れないのも、まあいいかなと、なってしまうのも時間ですよね。
しかし、大人になって大事なことの一つが、時間を守るということではないでしょうか?
最近の若い人達はスマホがあるから、約束をする時、時間や場所を決めないらしいですね。最初聞いた時めちゃくちゃ驚きました。昔は時間と場所を、少なくとも前日までに決めておかないと出会うことすらできなかったですよね。
時間を守る、という感覚すらできていない子供が、増えているんではないでしょうか?まあ大人でも多いですけどね。時間に対する考え方が違うと、ほんとに疲れます。
時は金なり
時間を約束するということは、相手の時間を頂戴するということと同じ大変なことです。時間は有限であり誰にでも平等だからです。ましてや、自分より目上の人と会う時など尚更ではないですか。自分が適当に時間を使うのはその人の勝手ですが、他人の時間まで奪うのは許されないことではないのです。
時は金なり、という言葉があります。時間はお金と同様に貴重な物だから、決して無駄にしてはいけない、という意味です。
例えば、10人の待ち合わせで、その中の一人が10分遅刻してきたら、10×10の100分時間が無駄になったことになります。さぁ、その遅れてきた子はその100分を弁償できるのですか?またそういう感覚はあるのでしょうか?果たしてこれがそんなに大げさなことなのでしょうか?
時間通りに行動する。相手を待たせない。時間を守ることは、私の生活の中でも最優先事項です。それは、小さい頃から全く変わっていません。ですから、学生のときも社会人になってからも、人を待たせるくらいなら自分が待っている方がまし、と思ってやってきました。
だから、人が時間を守らないことに対して、そこまで思って来なかったのですが、最近は気になる事も増えてきました。時間を守る守らないとかいう問題より、時間に対する意識の低さです。
人を待たしても平気であったり、ダラダラ無駄な時間の使い方をしたり、何時に何をしないといけないのかを理解していない。注意をしても何のことで怒られているのかもわからない。
子供が自分で、電車とかバスに乗るようになるまでは、なかなか難しいことかもしれません。小学校の始業時間とか、学校に行く待ち合わせなんて、なかなか守りませんよね。
ずれる
あともう1つ時間を意識することの大切さといえば、決めた時間がずれれば、その後の予定が狂いどんどん時間がずれていく、ということですかね。
ゲームは5時まで⇒約束は無視⇒宿題が終わらない⇒晩御飯が遅くなる⇒お風呂の時間がずれる⇒寝る時間もずれる⇒次の日の朝眠たい。朝起きれないとか授業で居眠りするとかって、実はもう前の日から原因があるんじゃないでしょうか
スケジュールを立てることができるようになれば一番いいですが、難しければ1つづつ。朝起きる時間、宿題を終える時間、ご飯を食べる時間、お風呂に入る時間、寝る時間、まず1つを決めてそれを約束させましょう。
あとはその時間を守るためには、他のやることはどうすればいいか。時間内に終わらせるには何時何分に始めればいいか。一つ一つ自分で考えさせることではないですか。余った時間は自由に使わせてあげる。時間をうまく使えば余裕ができるということを教えたいですね。
相手に対する時間を守る。自分に対する時間を守る。つまり、自分で時間を管理することが出来る様になるということです。この重要性を子供のうちに理解させ、覚えさせた方がいいのではないでしょうか?
たぶん、皆さんそんなことぐらい解っていらしゃるのしょうが、中々うまくはいかないのが、現実ですよね。
最後に
とにかく、まず手を付けないといけないのが、時間に対する意識を高めることです。自分の時間、相手の時間、学校の時間、電車の時間、習い事の時間、全て予め決まっている訳です。
自分の都合や気分で、勝手に変更することで、周りがどれだけ迷惑し、それが巡り巡って自分にどれだけ悪影響を及ぼすかを、ちゃんと分からしてあげて下さい。
時間を守るというのは、最低限の礼儀であると思っています。これは、どの世界でも、どの世代でも、どの場所でも当たり前の事でしょう。特に社会に出たら、時間を守れない人は絶対に信用されないでしょう。
そんなこと大人はみんな分かってますよね。じゃあ、何で自分の子供に時間を守る事の大切さを、徹底的に厳しく教え込まないのですか?明らかに将来困るのが分かってますよね。それなのに放っておいてもいいのでしょうか?
「時間は守りましょう」 「時間を守りなさい」 どこの学校の教室にも張り紙がありそうですし、親も口を酸っぱくして言っています。でも現実はこの通りなのです。治せるのは、今しかないですよ!子供の将来の為に、、、
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ぷろふぃーる 個人塾をやり始めてもう十数年。自らの子育ての経験と、毎日の塾での子供たちや親御さんとのやり取りの中で、考えていることや感じていることを綴っています。あくまで個人の意見ではあります。しかし、頑張っておられるお父さんやお母さんに少しでもお役に立てればと思っております。
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