本来の勉強
読んで字のごとくですが、自分で学び自分で習うということです。最終的には親はこれを望んでいるのでしょう。

しかし現状はできてないことが多いです。むしろ詰め込み、受け身の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?
興味を持つ→知りたい→調べる→聞く→わかる→面白い→自分でやったという本当の喜び→また味わいたいからやる→だから続く。勉強だけではなくその種はいろんなとこに転がっているのではないでしょうか?
本来勉強というものはこういうものですよね。人からどうのこうのじゃなくて、自分でやることが理想なのではないでしょうか。この学びに対する姿勢がとても大事ということは、大人になるともっとよく分かります。
自分の興味がないことに対して、あまり無関心でいると世界が広がらないですよね。知ろうとする知識欲や、知りたいという欲求、ってすごく軽んじられてるような気がします。
それなのにテレビとか、ネットサーフィンとか、SNSには長時間を費やすんですよね。線引きは難しいかもしれませんけど、芸能人がどうしたとか、大金持ちがどうしたとか、誰が着てる服が可愛いとか、果たしてそれが自分にとってどれほど重要な情報なのでしょうか?
一日一字を学べば三百六十字
昔を思い出してください。自分が恋愛していた時、相手のことを何でも知りたいと思いませんでしたか?推しメンのことなら、ちょっとした情報でも、写真でも、動画でも、キャアキャア言いながら時間を使ってますよね。知りたい欲って誰でも持ってるということです。
ただそれが世間的にどうとか、文化的にどうとか、常識的にどうか、ってだけじゃないですか。子供で言えば恐竜の名前や、ゲームの技、ポケモンの名前、韓国の歌手や歌、興味があるものは覚えられるんですよね。
だから勉強も覚えなさいではなく、覚えることができるんだよ、という自信をつけさせることが大事なのではないでしょうかね。そうすれば子供も楽しいから覚えた、すごい、褒める、もっと覚えるの繰り返しが出来上がりますよね。これは何も小学校からじゃなくてももっと小さい頃からできることではないでしょうか。
一日一字を学べば三百六十字、という言葉があります。たとえ少しずつでも、毎日、怠らずに勉強を続ければ、積もり積もって大きな成果につながる、という意味です。
子供を観察
子供に自ら学ばせるようにするためには、まず何に興味を持っているかを、よく観察することから始めましょう。そして、その興味を持ったものに対して、精一杯応援してあげてください。
例えば、恐竜に興味を持ったとしましょう。それではこんなのはいかがでしょうか?
- 図鑑を買ってあげる (視覚化)
- おもちゃ、フィギア、ぬいぐるみを買ってあげる (具体化)
- 恐竜展や博物館に連れていく (実体験)
- 知識を褒めてあげる (承認欲求)
- 親も一緒に学んでみる (連帯感)
こんな流れが出来上がることを想像してみてはいかがでしょうか。すると、更に興味を持って、みたいな感じになることが予想できますよね。
親も成功体験って必要だと思うんですよね。だって、何でもうまくいったら、嬉しいじゃないですか。ましてや、それが我が子の事なら尚更ですよね。
最後に
今は情報があふれすぎているので 「ああした方がいいんじゃないか?」 「いやこっちの方がいいかも」 本当にいろいろ悩まれるかと思います。ただ、それに振り回されない様に気を付けてくださいね。
よく子供を観察して、どの様なものに興味を持つのか、好きになる物の傾向であったり、もちろん性格も加味して、考えましょう。買い物に行った時、テレビを見ている時、友達の話をしている時。結構ヒントはあったりするもんですよ。
そして、種をまいていくのです。植物を育てるのに似てますね。全ての種がうまく実るとは限りません。思いもよらない種が、立派に育つこともあります。ただ、種はまかないと芽はでません。最初は水のやり方も教えないとだめでしょう。けど、うまく育てれば大きな実をつけるでしょう。
どんなことでもそうなのですが、初めの一転がりが一番力が要ります。転がり始めれば後はスムーズにいくことも多いです。勢いがつくと、ストップをかけたくなるぐらいです。そうなればしめたもんです。
よく勉強以外に興味をもたれても、と嘆く方も居られます。中途半端とか、あれもこれも、っていうのは問題ですので注意がいりますが 「とことん興味を持つことが出来るってすごいと思いませんか」 たぶん、集中力であったり、観察力がかなり伸びていくと思いますよ。
そういう子って、しっかり導いてあげれば、勉強も自学自習できるようになるのはそんなに難しい事ではないでしょう。違う分野とはいえ、実際自分で出来た経験は大きいものです。やはり幼少時の実体験って大きいですね。
自分で興味を持って、自分で深く掘っていけ、成果を上げることが出来るようになる。どんなことに対しても大事なスキルではありませんか?子供が習得できる様に、サポートしてあげてくださいね。
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ぷろふぃーる 個人塾をやり始めてもう十数年。自らの子育ての経験と、毎日の塾での子供たちや親御さんとのやり取りの中で、考えていることや感じていることを綴っています。あくまで個人の意見ではあります。しかし、頑張っておられるお父さんやお母さんに少しでもお役に立てればと思っております。
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