光陰矢の如し
あっという間って、感じるのはどんな時でしょうか。好きなテレビドラマを見てる時、美味しいスイーツを食べてる時、友達とおしゃべりしてる時間。人それぞれいろんなパターンがあるでしょう。
光陰矢の如し、という言葉があります。月日はとどまることなく、早く過ぎてしまうという、という意味です。
子育ての20年はあっという間だった、という話をよく耳にします。それくらい毎日毎日が、速く過ぎ去ったという感じているのでしょう。
忙しい日々
片や、ただいま子育て真っ最中の方は、どう感じているかと言うと、この終わりのない忙しい生活が一体いつまで続くんだろう、という気持ちでいる方が圧倒的多数でしょう。
どんなアドバイスもなかなか耳に届かない状況の人も多いと思います。しかし、あえて言わせてください。その状態も、10年経てば全て昔話、笑い話としていい思い出に変わります。だからいろんなことをひっくるめて思う存分子育てを楽しみましょうと。
それでは一緒に解決策というか、懐柔策というか少しでも心も体も軽くなる道を探してみませんか。。問題点ってどんなことがあるのでしょうか。1 忙しい 2 子供が言うことを聞かない 3 思うようにいかない 4 父親が手伝ってくれない 5 その日で精一杯 6 自分の時間がない 7 とにかく不安
1 忙しいって 誰もが言う言葉ですが、内容をしっかり考えてみないといけないと思います。1度毎日の行動を書き出してみるといいですよ。それを眺めてみると、結構無駄なこともやってるなと感じることがあるかもしれません。その中で毎日しなくてもいいかもしれないことや、これはどっちでもいいかなと思うことは、思い切ってサボっちゃいましょう。罪悪感なんて感じなくていいです。意外とできたりするんですよ。
2 子供なんて言うこと聞くわけないやん そんなもんと思って割り切るのも大事。けれども少し余裕のある時は何で怒るのか理由を説明してあげてください。そして 「こうしてくれたらママは嬉しい」 って言ってあげましょう。
3 そんなん無理無理 自分のことですらうまくいかへんのに家族全員思うように行くわけないです。真面目に考えすぎ。7割いや半分でもうまくいけば儲けもんです。最初からそう考えとけば、心も楽になりますよ。
4 どんどん巻き込めばええやん 男の立場から言わせてもらうと、実は何を手伝ったりしたらいいかわからないっていうのもあるんですよ。だから何でもいいので、まず1つパパの仕事にしてしまいましょう。最初は休みの日だけでもいいです。お風呂洗いとか任せやすいかな。1回目は横にいてもらってやり方を全部見せることです。そしてやってくれたら(思っていなくても)思いっきり大げさに 「ありがとう、助かった」 と言ってくださいね。
5 自分自身追い込みすぎちゃうか どんなことでもそうですけど、一番しんどいのはゴールが見えないことと、ゴールの後が想像できないことですよね。まず1日のゴールは寝る時間って実感しましょう。 「今日は1日よく頑張ったね、私」 って、褒めてあげましょう。ゴールの後は、子供の成長した姿を思い浮かべましょう。大きくなった子供と、お酒を飲みながら彼氏の話をするみたいな。
6 無理やり作っちゃえば お気に入りの1日一杯のハーブティーとスイーツでもいいでしょう。みんなが寝静まったら車でドライブっていう手もあります。休みの日はパパに任せて、映画見に行ってご飯も食べて来ればいいです。1ヶ月に1回でもいいから自分をリセットするパターンや時間を作らないと長く続きませんよ。
7 その正体は何なん 幽霊の正体見たり枯れ尾花、という言葉があります。実は不安とか恐怖って漠然としたものなんですよ。これに対して事実だけを考えるって事です。子供は赤ちゃんの時より確実に成長してますよね。体だけでなく心も。それだけで十分じゃないですか。
人によってはまだまだ色々な意見が飛んでくるでしょうが、こうやって1つずつ見ていくと、全部が全部絶対無理、ってことにはならないと思いませんか?
いろいろあった
私が言いたいのは、忙しい忙しいだけでは、それは解決していかないってことです。全ての結果には必ず原因があるはずです。
それを解決していくか、もしくはどうしようもないことだったら、無視して最初からなかったものにしてやればいいんです。1から10まで完璧にこなそうとするから、身体も心も疲れるのです。
子育ては、ただ単に忙しいだけではないと思います。そこは充実した忙しさではないでしょうか?ずっと同じではなく節目があります。
出産、お宮参り、七五三、入園式、小学校入学、高校卒業、入社式、皆さんがあっという間という言葉を使っているだけで、決してあっという間だったとは思いません。実際、私はあっという間だったとは思っていませんし、奥さんも同じです。
「いろいろなことがあったよね」 「あの時はこうやった」 「こん時はああやった」 「おもしろかったなぁ」 「大変やったなぁ」 写真やビデオを見て懐かしがっています。
そうです。その時その時の記憶というものは、誰でも確実に残っているはずなのです。夢中に過ごしてきたから、子育てにのめり込んできたから、そう感じるだけなのでしょう。実際はしっかり20年という月日は経っているわけだし。
我が子の7歳の春は1回しかありません。12歳の冬も1回、17歳の夏も1回しか来ないのです。毎日同じ生活をしていると大人は思っていても、子供は毎日毎日成長していきます。昨日と一緒ではありません。昨日の我が子にはもう二度と会えないんですよ。今現在の我が子をしっかり見ておかないとね。そう考えると、忙しい、ししんどい、なんて言ってばかりいる自分を反省する気持ちが出てきませんか。
最後に
あっという間と思うことは、その時その時を一生懸命生きてきた証拠です。しかし、確実にその時その時はあったわけです。その1つ1つを大切にしなければ、あっという間も楽しくないものになってしまいます。
今のその一つを、しんどくても楽しんでください。心が折れそうになったら、子供の寝顔を見てみましょう。憎たらしい顔して寝てますか?愛しさを感じませんか?そして、また明日忙しいのを楽しむ元気をもらいましょう。
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ぷろふぃーる 個人塾をやり始めてもう十数年。自らの子育ての経験と、毎日の塾での子供たちや親御さんとのやり取りの中で、考えていることや感じていることを綴っています。あくまで個人の意見ではあります。しかし、頑張っておられるお父さんやお母さんに少しでもお役に立てればと思っております。
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